★鍋倉山・黒倉山(なべくらやま・くろくらやま)
基本データ:鍋倉山(標高)1288.8m(場所)飯山市(コース)田茂木池コース(標高差)約420m(総距離/時間)約6.5q/6h(備考)信州百名山'19.9.27 '23.10.22
新潟県境にある国内有数の豪雪地帯、関田山脈の主峰が鍋倉山です。並び立つ黒倉山(1242m)からは日本海を望むことができ、眼下には直江津の海岸線を見ることができました。
山全体がブナの森と言えるほどブナの木が多く、登山道は、雪の重みで幹が曲がったブナの木が続いていました。
巨木の谷には、「森の巨人たち百選」に選ばれた推定樹齢300年以上の「森太郎」が悠然と佇んでいました。しかし、「謙信ブナ」や「森姫」の巨木はすでに立ち枯れており、「森太郎」の次の世代が育ってほしいと感じました。
追記 2022年5月の残雪期に「森太郎」が倒れているのが発見されました。鍋倉山のシンボル「森太郎」を失ってもブナの森の自然を守っていきたいものです。
関田峠は大明神峠ともいわれ、信越国境の峠として「別所村(現上越市)の藤巻勘之丞が私財を投じて改修し、嘉永2年(1849)に完工した」と碑文に記されています。この改修が現在の上越飯山線の基礎となっています。