★大岳(おおだけ)・双子山(ふたごやま)・北横岳
基本データ:大岳(標高)2382m(場所)佐久穂町(コース)大河原峠コース(標高差)約350m(総距離/時間)約9q/8.5h(含む北横岳)(備考)’23.10.14
北八ヶ岳の「大岳」は、岩塊上に山頂を示す風化した木の標識と、その下に同じく風化して丸くなった2体の石仏があるだけの秘峰です。しかし、眺望は素晴らしく、360度の大パノラマを楽しむことが出来ました。
今回は、大河原峠-双子山(2224.1m)-双子池-天狗の露地-大岳-北横岳(2480m)-亀甲池-天祥寺平を巡る周回コースです。
佐久穂町によると、「双子池の悲恋伝説」があるそうです。
豪農の息子「与七郎」と作男の娘「お染」は恋に落ちました。「身分違い」を理由に結婚に反対され、娘の家は追い出され、隣村の名主の娘と婚約話が進みました。
悲観した与七郎は、雨乞いの人身御供の身代わりとなって双子池の雄池に身を投じました。お染も与七郎の後を追って入水しましたが、悲しいことに飛び込んだのは雌池の方でした。
それ以来、年に一度、梅雨の時期になると二つの池は、増水して繋がるというお話です。
このコース、双子池から北横岳までの間、すなわち大岳は、登山者も少なく静かな山でした。