★虫倉山(むしくらやま)
基本データ:虫倉山(標高)1378m(場所)長野市中条(コース)さるすべりから不動滝周回(標高差)約400m(総距離/時間)約3.5q/2.5h(備考)信州百名山、'22.5.15
山里に入った水車小屋の前には、山姥伝説の里「むしくら共和国」の標柱があります。それを見て右に坂を上ると、山の尾根に虫倉大明神(子育ての神様)を祀る立派な虫倉神社が建っています。
明治天皇が生まれた嘉永5年(1852年)、朝廷は新皇子の「虫封じ(子供の疳(かん)を鎮める)祈願」の和歌を虫倉神社に奉納しています。
『さばえなす 根も残りなく 利鎌もて きりはらひたまへ むしくらのかみ』
「皇子の身の上にふりかかるさまざまな禍いを虫倉大明神の利鎌(とがま:よく切れる鎌(子育てのお守り))で切り払って下さい。」という意味で、虫倉神社が、都に知れ渡っていたことが分かります。
そこから「さるすべりコース」が始まります。崖の下にある奥の院を過ぎて、ロープのついた岩場や「やせ尾根」を急登すると頂上に着きます。
山頂からは、北アルプスや戸隠連峰が見渡せて、眼下に広がる山村風景を含めて、素晴らしい眺めです。帰りは「不動滝コース」を下り、登り口にトラバースするコースです。