★高社山(こうしゃさん)
基本データ:高社山(標高)1351.5m(場所)中野市・山ノ内町・木島平村(コース)赤岩谷厳寺コース往復(標高差)約900m(総距離/時間)約8q/4h(備考)信州百名山、'21.11.14
高社山(こうしゃさん)は、長野盆地と飯山盆地を隔てる位置にあり、長い裾野をひく成層火山、しかも独立峰です。
地元では「たかもりやま」「たかやしろ」「高井富士」とも呼ばれ、信仰と修験の霊場として親しまれてきました。
麓には「高杜神社(たかもりじんじゃ)」があって、里社・中社(なかしゃ)・奥社の三社で構成されています。
かつて、奥社は第二峰(西峰)の岩室にあって、薬師如来が安置され「峰の薬師さま」と敬われていました。その後、祭神は、第一峰(東峰)の小祠へ遷されました。
明治五年、神仏分離に従い岩室の奥ノ院が廃されたことにより、薬師如来は谷巌寺に安置され、東峰山頂に少那彦名之命(スクナヒコナノミコト)と大國主之命(オオクニヌシノミコト)を祭神とする奥社が建てられました。
里社には奥社の二柱他に建御名方命(タケミナカタノミコト)が祀られています。諏訪の御子神(建御名方命と親子関係にある神)に「高杜神(タカモリノカミ)」という神がいますので、本来の祭神は「高杜神」だったという説もあります。
山頂には展望台が建てられており、360°の大パノラマを見渡すことができます。眼下に広がる善光寺平を蛇行して流れる千曲川の景色は必見です。