★茶臼山(ちゃうすやま)

 基本データ:茶臼山(標高)730m(場所)長野市篠ノ井(コース)>一本松から山頂往復(標高差)約310m(総距離/時間)約5.6q/2.5h(備考)  

 

 茶臼山は市街地南部にあって、なだらかな稜線を持つ里山で、恐竜公園と動物園があるので子供達には人気のある地名です。  
 いくつものトレッキングコースが設定されていますが、今回は中尾山温泉から山中を巡るコースを選びました。  
 まず、中尾山の一本松を目指しました。現在は地名のみですが、目印の赤松の呼び名でした。峠には雪州神社が祀られています。入会権や境界の争いを自費を投じて上告し、勝訴した今井村の飯島正治村長や先人の偉業に感謝して、村長の号から「雪州神社」と名付けて建立されたそうです。  
 峠を南に向かい稜線を進むと、西側に展望台があります。ここからは北アルプスを遠望することができます。登山道に戻って、さらに進むと、山頂にたどり着きます。杉林の小高い丘が山頂で、三角点があります。  
 山頂を確認してから帰路につき、700〜800万年前の海底火山の産物である裾花凝灰岩の白色の岩峰に立ち寄りました。善光寺平を一望できる絶景が広がっていました。  
 白色の岩峰は切り立った峰になっていて、自然の造形に目を見張りました。観音様が建っているように見える白土の岩は、手を合わせたくなるようでした。  
 なお、山頂の分岐から武田信玄の本陣なごりの旗塚まで、足を伸ばすことができます。コースタイムに、さらに往復30分必要で、距離は1.6qです。  
 戦国時代、越後の上杉謙信は妻女山に、甲斐の武田信玄は茶臼山に布陣しました。永禄4年(1561年)信玄はここから海津城に入り、 川中島で激突。両雄一騎打ちの川中島の戦いが、繰り広げられました。

 
 

     

「北アルプス遠望」、茶臼山展望台から

 

   

     

「茶臼山」山頂三角点/「一本松」雪州神社

 

     

「善光寺平」白土の岩峰から

 

   

     

白土の岩峰/白土観音岩

 

   

     

旗塚/茶臼山の山容

 

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