★御飯岳・毛無山(おめしだけ・けなしやま)
基本データ:御飯岳(標高)2160.4m(場所)高山村・嬬恋村(コース)毛無峠から往復(標高差)約340m(総距離/時間)約5.2q/3h(備考)信州百名山'20.09.29
近年は、標高の高い山頂を目指しての山登りを『登山』と言い、山頂にこだわらずに風景などを楽しみながらの山歩きを『トレッキング』と言うようになりました。それでも、山歩きには山頂からの眺めは欠かせませんから、山登りの難易度によって使い分けたらと思います。
今回は毛無峠をトレッキングの起点にして、尾根伝いに四つの山頂を縦走し、一つの山に登りました。
毛無峠は御飯岳と破風岳との間にある標高1823mの峠で、その名のとおり木が無く、風の通り道になっている見晴らしのよい県境の峠です。
毛無峠を越えた、標高1600mの群馬県嬬恋村には小串鉱山がありました。硫黄は索道によって高山村に引き上げられ、トラックで長野電鉄須坂駅まで運ばれていたのです。昭和46年(1971年)に閉山され、鉱山町(最盛期人口約1500人)とともに無くなってしまった歴史を持っています。
トレッキングの始めは、毛無峠から立ち木の無い毛無山に登り、眺望を楽しみました。毛無山を少し下ると笹原の登山道になります。鞍部を登り返すと御飯岳の取っ付きの樹林帯の入口になり、振り向くと写真のような絶景が広がっていました。樹林の尾根を縫うように進むと、シラビソと笹薮の山頂にたどり着きました。山頂からは、北アルプスや志賀高原の山々を眺めることが出来ました。(後半は、土鍋山のページをご覧ください。)
御飯岳は、北西の遠方から眺めるとご飯を持ったように見えるそうです。

「御飯岳」右側の高い山、左端は笠ヶ岳(長野市内から)

小串鉱山(硫黄)索道跡、毛無山・御飯岳登山口

「毛無山」山頂

山頂から御飯岳の眺め/御飯岳から毛無山への登山道

「毛無山」から小串鉱山跡を見る/「破風岳」から小串鉱山跡を見る

「毛無山」と毛無峠

「御飯岳」/毛無山からの登山道

「御飯岳」山頂/山頂標識/横手山

山頂南側、遠く北アルプスの山々

山頂北側、志賀高原の山々、中央に笠ヶ岳
「御飯岳」登山道からの眺望

遠く北アルプスを望む

遠く北アルプス南部の山々

遠く北アルプス北部の山々

左浅間山、右奥八ヶ岳の山々

中央高妻山、右妙高山

東に「土鍋山」、西に「破風岳」が広がって見える

雲海から頭を出す山々、手前から毛無山・破風岳・土鍋山・四阿山・根子岳