★赤石山(あかいしやま)
基本データ:赤石山(標高)2108.6m(場所)山ノ内町・群馬県中之条町(コース)大沼池コース(標高差)約540m(総距離/時間)約12.5q/5.5h(備考)'20.10.20
志賀高原にはたくさんの池があります。その池をめぐるトレッキングコースは、人気があって多くの人が訪れます。
今回は清水公園から大沼池をめぐり、赤石山へ登頂するトレッキングを行いました。
大沼池には「大蛇と黒姫」の伝説が伝わっています。
「昔、北信濃の中野に黒姫という美しい姫君がいました。その黒姫に志賀高原の守り神、大沼池の主、大蛇が恋をしました。
殿様に『黒姫をください』と申し出ましたが断られました。あきらめきれない大蛇は、城の周りを走る勝負に勝ったら姫をもらう約束をしましたが、計略にかかって殺されそうになりました。
怒りに震えた大蛇は、城を流そうと、雨雲を呼び池を決壊させ、洪水を起こしました。黒姫は、流された城下を見て悲しみのあまり、大沼池に身を投げてしまいました。それを知った大蛇は、雲を散らして洪水を止め、大沼池に戻っていったというお話です。」
志賀高原の赤石山は、大沼池の湖畔から山頂分岐まで、丸太の階段が続く、登山者泣かせの登山道です。赤石山には二つの岩峰があって、山頂の岩峰から志賀高原の山々やコバルトブルーの大沼池を眺めることが出来ました。
静かな湖畔と岩峰の赤石山、高山植物の咲き誇る時期に、もう一度歩きたいトレッキングコースでした。