★虚空蔵山(こくぞうさん)
基本データ:虚空蔵山(標高)1139m(場所)旧四賀村・筑北村(コース)東西尾根・岩屋神社コース周回(標高差)約350m(総距離/時間)約7q/4h(備考)'21.04.21
虚空蔵山は、松本市四賀会田から見上げると、富士山のように見えます。「会田富士」と呼ばれ、村のシンボルとして親しまれている山です。
中山道の洗馬宿から松本宿を通って、善光寺へ向かう街道が善光寺西街道です。街道筋にある岩井観音堂は、信濃三十三番中二十番目の札所です。参拝する善光寺参りの旅人も多かったと言われています。
その岩井観音堂を起点にして、登山口から西尾根コースを山頂へ、そして岩屋神社コースを下り、鳥居前から林道を通って東尾根登山口へ廻りました。
そこから東尾根コースを登り、稜線に出ると堀切があってアップダウンを繰り返します。再度、山頂にたどり着いたとき、北アルプスの素晴らしい眺望が目に飛び込んできました。感動の一瞬でした。
虚空蔵山は、戦国時代、四賀地区を納めていた会田氏の城跡で、急峻な岩山を要塞化した遺構がたくさんあります。
下山後、岩井観音堂を拝観しましたが、摩崖仏が彫られた巨岩のほかに、裏山には巨岩が連なっていました。そこから見える虚空蔵山は、「会田富士」にふさわしい眺めでした。