★美ヶ原(うつくしがはら)
     
王ヶ頭
      基本データ:美ヶ原(標高)2034.4m(場所)松本市・上田市・長和町(コース)百曲りコース(標高差)約620m(総距離/時間)約14.5q/6h(備考)日本百名山・信州百名山'21.8.4
     
      麓の「三城牧場」から「百曲り」を経て「美ヶ原台上」に立つと、山登りの雰囲気が一変します。日本百名山を著した深田久弥は、「高原の中で第一に挙げたいのが美ヶ原である。・・・大体二千米前後の高度を保って豊かに起伏した原である。」と記しています。
     
 「美しの塔」は霧鐘を備えた避難塔ですが、詩人尾崎喜八の「美ヶ原熔岩台地」の詩が刻まれた文学碑にもなっています。塔からの眺めは、美しい草原がどこまでも広がています。「塩くれ場」近くには放牧された牛がのんびりと草を食んでいました。
     
 予定にない塔まで足を延ばしてしまいましたが「百曲り園地」に戻り、美ヶ原台上の縁を歩く「アルプス展望コース」を「王ヶ頭」(2034.4m)に向かいました。
     
 美ヶ原の最高峰は王ヶ頭ですが、さらに西に向かうと美ヶ原突端の「王ヶ鼻」(2008m)に出ます。そこからは松本平と北アルプスが一望できます。
     
 麓の松本から見上げると、「王ヶ頭」が冠を戴いた王の顔に、「王ヶ鼻」がその鼻に見えることから、二つの名が付けられたとのことです。
     
 帰路は、西に向かった登山道の下側にある「二人の小道」を東に戻り、「ダテ河原」を下りました。
     
 台上に出なければ、「登山」の雰囲気を満喫できるコースでしたが、出たことによって「美ヶ原高原」を楽しむ「トレッキング」になりました。台上の「美ヶ原牧場」と「 富士山」を見ることができた「おまけ付き」のトレッキングになりました。
     
  
    
美ヶ原高原
      基本データ:美ヶ原(標高)2034.4m(場所)松本市・上田市・長和町(コース)台上コース(標高差)約100m(総距離/時間)約12q/5h(備考)日本百名山・信州百名山'23.9.2
    
       「美しの塔」の入口上部のレリーフを見て『この老人は誰ですか』と質問されました。即座に答えられませんでしたが、調べてみましたら、こんな答えになりました。
      
 日本百名山を著した深田久弥は、「山麓の住人の山本俊一氏がこの高原を愛して、道を開き、粗末な笹小屋をたてた。それが今の山本小屋の基である。・・・故山本翁を記念した『美ノ塔』が建ち、その裏面に尾崎喜八氏の詩が刻んである。」と記しています。
      
 尾崎喜八は、大正・昭和時代の詩人。刻まれているのは『登リツイテ不意ニ開ケタ眼前ノ風景ニシバラクハ世界ノ天井ガ抜ケタカト思ウ。・・・』と続く「美ヶ原熔岩台地」の詩です。塔は文学碑にもなっています。
      
 この塔は、濃霧の多い美ヶ原での遭難防止のための霧鐘を備えた避難塔を兼ねています。霧鐘を鳴らすための入口は北側ですから、こちらが正面で、上部に埋め込まれているのは故山本翁のレリーフです。
     
   
    
      
     北アルプス(美ヶ原高原美術館側登山口から)
      
     四阿山・浅間連峰(同じく)
      
     蓼科山・八ヶ岳・富士山・南アルプス(牛伏山東峰から)
      
     牛伏山の山頂1990m(同じく)
      
     美ヶ原高原(牛伏山頂から)
      
     北アルプス(同じく)
      
     御嶽山・乗鞍岳
      
     穂高連峰・槍ケ岳
      
     爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳・五龍岳・唐松岳・白馬三山
      
     牛伏山
      
     美しの塔・王ヶ頭
      
     蓼科山・八ヶ岳・富士山
      
  
     百曲り園地/アルプス展望コース
      
     南アルプス・中央アルプス
      
     御嶽山・乗鞍岳・北アルプス
      
  
     烏帽子岩/王ヶ頭へ
      
  
     王ヶ鼻/石仏群
      
     眼下に松本盆地(王ヶ鼻から)
      
     北アルプス(同じく)
      
  
     王ヶ鼻/王ヶ頭
      
  
     王ヶ頭の山頂/三角点
      
     美ヶ原高原(王ヶ頭から)
      
     美ヶ原牧場
      
  
     美しの塔/塩くれ場
      
     美ヶ原高原(茶臼山展望地から)