★男山(おとこやま)
基本データ:男山(標高)1851.4m(場所)南佐久郡川上村・南牧村(コース)立原高原コース(標高差)約490m(総距離/時間)約6.8q/5h(備考)'22.9.26
男山は、天狗山と同じ尾根上にあって、八ヶ岳連峰を眼の前に見ることのできる見晴らしの良い山です。
島崎藤村は、「千曲川のスケッチ」の「高原の上」の中で、板橋村(現南牧村)の朝の様子を次のように記しています。
八つが嶽が次第に険しい山骨を顕わしてくる来る頃、「男山、金峯山、女山、甲武信嶽、などの山々も残りなく顕れました。遠く其間を流れるのが千曲川の源、かすかに見えるのが川上の部落です。千曲川は朝日をうけて白く光りました―」
山頂に立ってそんな描写の山々を眺めていると、野辺山高原からこの山を眺めてみたい気にさせられました。
立原高原から尾根に出合い、垣越山を越え、岩稜を上り下りしながら山頂に至る道筋は険しいものでした。それを思うと、山頂にたどり着いてからの眺めは格別です。
後日、甲武信ヶ岳トレッキングの帰りに写した川上村からの「男山」を追加しました。