★国師ヶ岳(こくしがたけ)・北奥千丈岳(きたおくせんじょうだけ)
基本データ:国師ヶ岳(標高)2591.9m(場所)川上村・山梨市(コース)大弛峠コース(標高差)約230m(総距離/時間)約2.7q/2h(備考)日本三百名山、信州百名山'22.10.20
「国師」とは、高僧に対して朝廷から贈られる諡号(おくり名)のことで、「夢窓国師」は、鎌倉時代から室町時代初期にかけての高僧(臨済宗の禅僧)で、京都の天龍寺などの庭園の設計でも知られています。
夢窓疎石は幼い頃出家し、甲斐国に移住して修行しています。その後、京都で禅宗を学ぶなどして、高僧になってから甲州市塩山に招かれて恵林寺(甲斐武田氏の菩提寺)を開山しています。
国師ヶ岳の山名は、この夢窓国師の名前に由来しています。
国師ヶ岳は秩夫連峰の奥深い山ですが、川上牧丘林道のおかげで、金峰山と国師ヶ岳との鞍部にある標高2365mの大弛峠(おおだるみとうげ)まで車で行けるようになりました。峠から西へ進めば金峰山、東に進めば国師ヶ岳・北奥千丈岳です。
国師ヶ岳からは正面に富士山が見え、一等三角点があります。北奥千丈岳(2601m)は奥秩父の最高峰で、金峰山方面が良く見えます。