★乙妻山(おとつまやま)
基本データ:乙妻山(標高)2318m(場所)長野市・妙高市(コース)弥勒新道往復(標高差)約1180m(総距離/時間)約15q/11h(備考)'20.08.19
☆登山
高妻山へは前回弥勒新道がなく、平安時代から江戸時代まで修験者の入峰錬行であった順路に従って、一不動明王から五地蔵菩薩(五地蔵岳1995m)を経て登りました。今回は、弥勒尾根から六弥勒菩薩を経て十阿弥陀如来へと進むコースで登りました。
乙妻山へは残りの十一阿しゅく如来・十二大日如来(小さな湿原)を経て、十三虚空蔵菩薩へと登り、全ての十三仏を拝むことが出来ました。
二山とも山頂からの眺めは素晴らしく、360度の大パノラマが広がっていました。特に高妻山からは、遠く富士山を見ることができました。
☆日本百名山
戸隠連峰は、「蟻ノ塔渡」のある八方睨をもって表山あるいは御山というのに対して、高妻山は北の乙妻山とともに戸隠裏山、「剣の峰」ともいわれています。
深田久弥は、高妻山について「戸隠・飯縄・黒姫連山で最高峰であるのみならず、山の品格からいっても一番立派である」と記しています。そして、「立連なった戸隠表山の端に、一きわ高く峰頭をもたげている高妻山、その脇にかしずくようにつつましく控えている乙妻山」と記して、乙妻山を「私の好きな山」に挙げています。 (出典:深田久弥『日本百名山』新潮文庫,1978年)
なお、十三仏の前半は、「五地蔵山」のページに掲載していますので、ご覧ください。