★根子岳(ねこだけ)
菅平牧場コース
基本データ:根子岳(標高)2207m(場所)上田市・須坂市(コース)牧場コース(標高差)約620m(総距離/時間)約6q/4h(備考)花の百名山’21.6.26
長野市内から見える緩やかなスロープの山が四阿山です。円錐状の火山(コニーデ)の姿で、「あれが四阿山」とすぐに分かります。
四阿山は、山頂部が爆発してカルデラを形成し、直径約3qの火口が出来ました。その縁の、西側のピークが「根子岳」です。東側が主峰の「四阿山」です。北側に「浦倉山」と「奇妙山」のピークがあり、北西側は大爆裂によって、日本の滝百選の「米子大瀑布」になっています。現在は、それぞれ独立した山のように見えています。
麓の菅平牧場から2000m級の高山へ、一直線に登る牧場コースは、初心者でも安心して登れるコースです。根子岳は、ウメバチソウで有名な「花の百名山」の一つです。山頂は大勢の登山者で賑わっていました。
山頂から四阿山への稜線を少し東に向かうと岩場があります。ただし、崩落個所があるので注意が必要です。岩場からは、東に鞍部から四阿山を、振り返れば根子岳と爆裂して切り立った火口壁を見ることが出来ます。
峰の原高原コース
基本データ:小根子岳(標高)2128.3m(場所)須坂市・上田市(コース)峰の原コース(標高差)約720m(総距離/時間)約11.8q/6h(備考)’22.8.2
根子岳の一等三角点を目指すトレッキングです。
峰の原高原から避難小屋へ。北東に向きを変えて小根子岳北肩(ザレ岩)へ。南に稜線を辿って小根子岳へ。小根子岳を越えて避難小屋から直登のルートと合流して、根子岳山頂へのコースです。
根子岳は、江戸時代享保7年(1722年)の文献では「根小嶽」。小県郡史では「弥固岳」・「猫岳」の表記が見られます。
明治時代の三角測量の点名には「猫岳」が用いられています。根子岳の三角点は、小根子岳山頂にあります。ここは、長野・須坂方面に見晴らしが開けています。
三角測量は、「須坂基線」・一等三角点を参照してください。